Canvas LMS とは?
米国のInstructure社によって開発されたオンライン、ハイブリッド、対面式の
あらゆる講義形式に対応したオープンソース(OSS)の
学習管理システム(LMS:Learning Management System)です。
北米の高等教育機関においてMoodelのシェアを上回り、ハーバード大学、MIT大学などの
多くの大学機関が採用しています。
日本でも、慶應大学、立教大学などに導入されています。
※SaaS版 Canvas LMSの導入例も含みます
-
高機能かつシンプルな
操作画面 -
北米トップシェアの
OSS版LMS -
世界や国内の
有名大学で採用
Canvas LMSの特徴
Canvas LMSは、シンプルで使い勝手の良いユーザーインターフェースと大規模な運用にも耐えられるクラウドネイティブなアーキテクチャが高い評価を得ているLMSです。
-
直感的に操作できるUI
講師も学生も迷わず使い始められる シンプルな画面
-
マルチデバイス対応
PCブラウザだけでなく、タブレット、スマートフォンなどに最適化された操作画面が提供
-
外部ツールで簡単拡張
IMS LTI、SCORM-ADLなど、 さまざまな国際標準規格に準拠
-
マルチテナント対応
系列校やリカレント講座なども一元管理が可能
-
既存システムとの連携
充実したAPIにより、教務システムなど既存システムとの連携が容易
-
クラウドネイティブな設計
SaaS提供を想定したシステム設計のため利用規模にあわせたスケーラブルな運用が可能
オープンソース版
Canvas LMSのメリット
Canvas LMS は、SaaS版として提供されるとともにオープンソースソフトウェア(AGPLv3 ライセンス)で公開されています。オープンソース版のCanvas LMSでは、ライセンス料やサブスクリプション料金が発生しないため費用をおさえた LMSの運用ができます。また、ソースコードにアクセスしてカスタマイズを行ったり、セルフホスティングを行うことで自組織の ITインフラに完全に統合した運用などが実現できるなど、オープンソフトウェアとしてのメリットを享受できます。
- ライセンス費用・サブスクリプション費用が不要
- 独自ニーズに合わせたカスタマイズ可能
- 自組織のITインフラへの統合
- コミュニティへのアクセス
Canvas LMSの機能
Canvas LMSには、オンライン授業やハイブリッド授業を行うための統合的な機能が備わっています。
-
コース・教材作成
コース内の教材コンテンツをモジュール単位で管理し、順番を設定することで講座の流れを定義することができます。モジュールには、課題や小テスト、ファイル、ディスカッション等を含むことができます。
-
リッチコンテンツエディタ
課題やページ、シラバスなどのコンテンツの作成・編集を直観的に行うことができるエディタです。画像やビデオ、数式などを表現することもできます。
-
ダッシュボード・カレンダー
受講者や教師のタスク等を一覧できるダッシュボード機能や、カレンダー形式で課題期限などのスケジュールを確認できます。iCal形式で外部のカレンダーにスケジュールを配信することもできます。
-
ディスカッション
掲示板形式のオンラインディスカッション機能です。受講者をグルーピングしたり、ディスカッション自体を課題に設定することも可能です。
-
課題・小テスト
受講者に様々な小テストやレポート提出など様々な課題を与えることができます。グループ課題を設定することもできます。
-
SpeedGrader(採点支援)
課題や小テスト、ディスカッション等を参照しながら採点できる機能です。教師は連続して採点できるため採点業務が効率化されます。
-
成績管理
受講生の成績を一覧したり、成績情報の一括ダウンロードや一括更新等を行うことが可能です。
-
アナウンス・メッセージ管理
受講生に対して一斉にアナウンスを送ったり、個別にメッセージをやり取りしたりすることができます。登録Eメールアドレスに通知を送ることもできます。
構築から運用まで
徹底サポート
オープンソース版 Canvas LMSの導入は、コストやカスタマイズの自由度というメリットがある一方で、システムの設計、構築から運用、保守などの業務が必要になります。アシアルでは、オープンソース活用の長年の経験を元にCanvas LMSの導入から利活用の促進まで徹底的にサポートいたします。
-
導入支援
お客様の目的や現システムの状況に合わせたご提案をいたします。
-
構築・開発
利用者数や用途等を考慮し、環境構築、カスタマイズを行います。
-
運用・保守
利用者向けのレクチャーやサポート、システムの保守を行います。