塗りつぶし等高線グラフを描画するためには、以下のメソッドを呼び出します。
n本の等高線が存在する場合、グラフを塗りつぶすには「n+1」色が必要となります。 塗りつぶし方には2つの方法がありますが(等高線と比べて高い方、低い方のどちらの面を等高線の色で塗りつぶすかということ)、JpGraphでは等高線(n)と次の等高線(n+1)までの面を、等高線の色で塗りつぶします。
色を手動で指定する場合は、等高線の数よりも、一つ多く色を指定する必要があります。
色配列で指定された最初の色は、等高線で囲まれた一番低い面を塗りつぶします。
これを確認するために、以下の例を見てみましょう。
この例では、説明を簡単にするために等圧線を3本だけ表示させます。つまり、塗りつぶすためには、4色、色を指定する必要があります。
<?php
$data = array( ... );
$isobar_colors = array('lightgray','teal:1.3','orange','red');
// 3本の等高線で、等高線グラフを作る
$cp = new ContourPlot($data,3);
// 手入力で色を指定する
$cp->SetIsobarColors($isobar_colors);
?>
グラフ中にアルゴリズムによって算出された3つの等高線(6.2, 10.5, 14.8)がラベルと共に表示されています。
一つ目の色「lightgray(灰色)」は最も低い等高線 (6.2)以下の面を塗りつぶすのに使用されます。
また、SetFilled(false)と指定することで、塗りつぶしなしの等高線グラフを作成できます。
しかし、FilledContourPlotクラスを用い、先述の指定で作成した塗りつぶしなしの等高線グラフと、ContourPlotクラスで作成した等高線グラフとは、見た目が若干異なります。
その理