Canvas LMSとは?
米国のInstructure社によって開発されたオンライン、ハイブリッド、対面式の
あらゆる講義形式に対応したオープンソース(OSS)の 学習管理システム(LMS:Learning Management System)です。
北米の高等教育機関においてMoodleのシェアを上回り、ハーバード大学、MIT大学などの多くの大学機関が採用しています。
日本でも、慶應大学、立教大学などに導入されています。
※SaaS版 Canvas LMSの導入例も含みます。
高機能かつ
シンプルな操作画面
Moodleを上回る
北米トップシェアのOSS版LMS
世界や国内の
有名大学・
教育機関で採用
Canvas LMSの特徴
Canvas LMSは、シンプルで使い勝手の良いユーザーインターフェースと
大規模な運用にも耐えられるクラウドネイティブなアーキテクチャが高い評価を得ているLMSです。
01
直感的に操作できるUI
講師も学生も迷わず使い始められるシンプルな画面
02
マルチデバイス対応
PCブラウザだけでなく、タブレット、スマートフォンなどに最適化された操作画面を提供
03
外部ツールで簡単拡張
IMS LTI、SCORM-ADLなど、さまざまな国際標準規格に準拠
04
マルチテナント対応
系列校やリカレント講座なども一元管理が可能
05
既存システムとの連携
充実したAPIにより、教務システムなど既存システムとの連携が容易
06
クラウドネイティブな設計
SaaS提供を想定したシステム設計のため利用規模にあわせたスケーラブルな運用が可能
オープンソース版
CanvasLMS の
メリット
Canvas LMS は、SaaS版として提供されるとともにオープンソースソフトウェア(AGPLv3 ライセンス)で公開されています。
オープンソース版のCanvas LMSでは、ライセンス料やサブスクリプション料金が発生しないため費用をおさえた LMSの運用ができます。
また、ソースコードにアクセスしてカスタマイズを行ったり、セルフホスティングを行うことで自組織の ITインフラに完全に統合した運用などが実現できるなど、オープンソフトウェアとしてのメリットを享受できます。
- ライセンス費用・サブスクリプション費用が不要
- 独自ニーズに合わせたカスタマイズ可能
- 自組織のITインフラへの統合
- コミュニティへのアクセス

主な機能
Canvas LMSには、オンライン授業やハイブリッド授業を行うための統合的な機能が備わっています。
Course
コース・教材作成
コース内の教材コンテンツをモジュール単位で管理し、順番を設定することで講座の流れを定義することができます。モジュールには、課題や小テスト、ファイル、ディスカッション等を含むことができます。
Rich Content Editor
リッチコンテンツエディタ
課題やページ、シラバスなどのコンテンツの作成・編集を直観的に行うことができるエディタです。画像やビデオ、数式などを表現することもできます。
Dashboard
ダッシュボード・カレンダー
受講者や教師のタスク等を一覧できるダッシュボード機能や、カレンダー形式で課題期限などのスケジュールを確認できます。iCal形式で外部のカレンダーにスケジュールを配信することもできます。
Discussion
ディスカッション
掲示板形式のオンラインディスカッション機能です。受講者をグルーピングしたり、ディスカッション自体を課題に設定することも可能です。
Assignment
課題・小テスト
受講者に様々な小テストやレポート提出など様々な課題を与えることができます。グループ課題を設定することもできます。
SpeedGrader
SpeedGrader(採点支援)
課題や小テスト、ディスカッション等を参照しながら採点できる機能です。教師は連続して採点できるため採点業務が効率化されます。
Grades
成績管理
受講生の成績を一覧したり、成績情報の一括ダウンロードや一括更新等を行うことが可能です。
Announce
アナウンス・メッセージ管理
受講生に対して一斉にアナウンスを送ったり、個別にメッセージをやり取りしたりすることができます。登録Eメールアドレスに通知を送ることもできます。
導入事例
大和大学様:オープンソースを活用した
認証システムの構築
導入時期:2025年4月 構築期間:6カ月

大和大学では、コロナ禍を機にGoogle Classroomが授業支援ツールとして広く活用されるようになりました。一方で教員ごとにバラバラの運用になっていたり、教務システムとの連携がとれていないなどの課題が顕在化するようになり、恒常的につかえる本格的なLMSの導入を検討しました。
LMS導入にあたり、重要視した要件として下記が挙がりました。
- 教務システムの履修情報と連携し全学統一の運用ができる
- オンデマンド授業、ハイフレックス授業などを想定した機能が充足している
- シンプルで直感的に使えるユーザーインターフェース
- 学生一人当たりのライセンス費用がかからないオープンソース製品
比較検討の結果、機能要件を満たし、また北米および国内での先進大学での実績が豊富な「Canvas LMS」の導入を行いました。導入プロジェクトに際しては、アシアルがCanvas LMSの構築・設定およびインフラ設計、教務システムとの連携、LTIツールの設定、学内レクチャー、マニュアル作成などを支援しました。
導入の流れ
構築から運用まで
徹底サポート
オープンソース版 Canvas LMSの導入は、コストやカスタマイズの自由度というメリットがある一方で、
システムの設計、構築から運用、保守などの業務が必要になります。
アシアルでは、オープンソース活用の長年の経験を元にCanvas LMSの導入から利活用の促進まで徹底的にサポートいたします。

導入支援
お客様の目的や現システムの状況に合わせたご提案をいたします。

構築・開発
利用者数や用途等を考慮し、環境構築、カスタマイズを行います。

運用・保守
利用者向けのレクチャーやサポート、システムの保守を行います。
個別相談・デモの
ご案内
「Canvas LMS」を
体験してみませんか?
ご検討や情報収集をされている大学様向けに、実際の画面や機能を体験いただけるデモと個別相談を承っています。
大学の課題や導入・検討する際のご要望を伺いながら、最適な活用方法や導入プランをご提案いたします。
オンライン・対面いずれにも対応可能ですので、お気軽にお申し込みください。
実際に個別相談やデモをご利用いただいた方々から、
嬉しいお声もいただいています。
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個別相談後の声
運用・サポートの範囲など、実際の事例を具体的に聞けたことで検討の不安が解消されました。また、学内システムとの連携など、技術的な相談ができたのがとても助かりました。
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デモ後の声
実際にコースの作成や課題の提出を操作してみることで、従来のLMSとの違いや、教員・学生双方の画面の見え方や操作の流れを具体的にイメージできました。学内で検討する際の説明に役立てることができました。
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