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8.2.4 円プロットのラベルを指定して調整する

デフォルトでは、各スライスの値は円プロットの外側に、パーセント値で表示されます。絶対値で表示したい場合は、SetLabelType() メソッドを使用します。以下に例を掲載します。

 $pieplot->SetLabelType("PIE_VALUE_ABS");

さらに、printf() 形式で書式を設定する (SetFormat() メソッド) 、あるいはコールバック関数を使用する (SetFormatCallback()メソッド) ことで、より高度な書式設定が可能です。

また、ラベルの位置はPiePlot::SetLabelPos() メソッドで調節できます。このメソッドの引数には、角度の割合か auto のいずれかを指定します。後者の場合は、JpGraph は自動的に最前の場所を判定し、以下のような出力を行います。



図 131: スライスのラベルの位置を調節する [ソース]

さらには、手動で各ラベルを別々に指定することもできます。これを行うには、PiePLot::SetLabels() メソッドを使用します。このメソッドを使用することで、各ラベルのテキスト文字列を指定できます。また、数値に対しては printf() 形式の書式も設定できます。手渡す数値はSetLabelType()メソッドの指定により、絶対値、あるいはパーセント値になります。

また、SetLabels() メソッドでは第 2 引数としてラベルの位置を指定できます。これは、SetLabelPos() メソッドの代わりとして使用できます。引数が省略された場合、デフォルトで auto が使用されます。

注意:ラベルの配置は円プロットの内側か外側かで動作が異なります。円プロットの内側の場合は、文字列は指定した角度でスライスの中央に配置されます。円プロットの外側の場合は、角度に依存し、円プロットの上にラベルの文字列がかからないようにします。


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