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7.3 エラー プロット

エラー プロットは、データ ポイントの値の誤差を表すために使用します。エラー プロットは、各 X 値に対して、最小と最大の Y 値を与えることで実現されます。

エラー プロットを使用する前に、必ず jpgraph_error.php をスクリプトにインクルードする必要があります。

以下のサンプルでは、簡単なエラー バーを作成します。このサンプルでは 5 点の X 値があるため、10 個の Y 値が必要です。今回は、エラー バーを赤色にし、2 ピクセルの幅に設定しました。エラー プロットの作成には、ErrorPlot() オブジェクトを使用します。エラー プロット オブジェクトの使い方はライン プロットと同様です。この実行例を以下に表示します。



図 57:簡単なエラー バーを作成する [ソース]

グラフの中に非常に見づらいエラー バーがあることに気づいたでしょうか。グラフの X スケールがエラー バーの数とちょうど同じになっているため、1 番目のエラー バーが Y 軸上に描画されてしまっています。これを調節するためには、SetCenter() メソッドを使用して、X 軸のスケールを調整します。

以下にこの機能を使って X 軸を調節したときの画面を掲載します。



図 58:X 軸を調節して、グラフの縁にエラー バーが重ならないようにする [ソース]


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